鉄道模型3Dプリンタガイド (1)

近頃、周辺で3Dプリントなネタが増えてきてます。
自分で作れないにしても、話題に参加できるくらいの基礎知識くらいは知っておきたいなと書店でよさげな本を購入してみました。

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鉄道車両モデリングを教えてくれる本です。
Amazon『鉄道模型3Dプリンタガイド (NEKO MOOK)』へのリンク
車両鉄、乗り鉄撮り鉄とかいろいろありますが、時代はCAD鉄らしいです。

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吾輩、鉄道にはまったく興味がないですが、週刊のクラフトマガジンみたいにstep by stepで教えてくれるので、鉄道に限らないモデリングの基礎を学習するにはすごくよさそうです。

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まずはCADソフトの入手。
DesignSpark Mechanicalをダウンロードしてインストールします。
無料で利用できるソフトです。Mac版はありません。


本の指示に従ってモデリングしてみます。

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キューブを作って、
エッジにRをつけて、
キューブの中を抜いて、
窓穴をあけて、
ドアを作って、
丸いライトのようなものをにょきっと生やすと、
電車っぽいものになりました。

とっても簡単です!
吾輩のような3Dモデリングをまったくやったことがない人でも、簡単に作れて、基本が分かった気にさせてくれます。
いや~、良書、良ソフト。

気分よく「吾輩でも作れるようになるかも!」という錯覚を抱いているうちに次の実践的訓練に進みます。

Nゲージ車体をモデリング
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ステップ86まできました。
車両の顔ができたところです。

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車両全体で見るとまだこんなもんですが、基礎がわかったような気になってます。
吾輩も3Dモデラーの仲間入りだぜ、ヒャッハー!!(勘違い)
というところで1日目の学習を終了。


以下、吾輩的に分かり難かったところ、書面が間違っているところを書いておきます。

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<ステップ28>
「あっという間に~」になってて、何の指示も書かれていません(笑)
ここからは、ステップ1の図面を見て自分で作図しなければなりません。
図面は車両の半分しかありませんが、都電荒川線の車両みたいに1両で前後が同じ形をしている車両なんだと思います。

しかし、図面の数値をいちいち150で割り算しなきゃならないので面倒です。
入力した数値を自動で設定したスケールで変換してくれるモードとかないんですかね(^^;
1/150って循環小数になりがちで嫌なスケールです。

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<ステップ54>
「屋根の始点となる線をクリック」と書いてありますが、屋根のRの縁の線しかありません。
しかし、図ではそこではない絵になってます。(右上のアイコンも間違ってます)
よくわからないので屋根のRの縁で作業しました。

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<ステップ58>
「貫通扉より0.6mm(実寸90mm)」と書いてありますが、0.9333mm(実寸140mm)の間違いです。
言われた通りに進めるとステップ62で破綻します。
修正するのもツールの修行にはなるのでいいんですけどね…

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<ステップ64>
「幅6mm(実寸900mm÷2)」と書いてありますが、文章的には「÷2」は間違いでいりません。
しかし実際の作業は中心線からオフセットカーブで作るので、中心線から左右に3mm(実寸900mm÷2)とかが正解です。

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<ステップ67>
作図した面から顔の部分を作りますが、車両の反対側も同じなので、作業する前にこの面をコピペしておいた方が良いかもしれません。
(書面では反対側についてはスルーで、最終的には出来上がっています)

片方作ったソリッドをコピペすりゃいいじゃね?とか素人考えで思いますが、本書ではソリッドのコピーや結合については触れられていないので、できるのかどうかもわかりませんです。
まあ、修行なので、もう一回同じものを作るでいいのかな(笑)

その他、
CADソフトのDesignSpark Mechanicalは、数値入力のポップアップが画面に出たり出なかったりしてよくわからなかったのですが、出ていなくても数値入力するとポップアップが出るのに気付いてサクサク作業できるようになりました。